2011年12月24日
【お店紹介】 静浜屋酒店さん
今日はクリスマス・イブですね。
パーティーの準備は整いましたか?
本日ご紹介するお店はこちら。
静浜屋酒店さん。

「いらっしゃいませ」
と穏やかな笑顔で迎えてくれたのは、三代目ご主人。
静浜屋さんの創業は昭和13年。
創業当時は、お酒は政府からの配給品の時代。
昭和16年からは配給統制により、一世帯当り1ヶ月酒4合、ビール2~4本と決められ、
冠婚葬祭については一回一升、入営、出征の場合は二升の特配があったそうです。
戦中・戦後の庶民の生活では、お酒を飲むひと時は本当に貴重な時間だったのでしょうね。
時代が変わった現在も、静浜屋さんはお酒を通して、私たちの生活を明るくするお手伝いをしてくれています。
そして、ご主人と共に迎えてくれた方がもう一人。
それがコチラのジミー君。
平成元年の店舗改築時から、「看板男」としてお客さまを頭上から見守っています。
看板男・ジミー君には、意外な誕生秘話がありました。
なんと、この全長3mもある大男のジミー君は、遊びに来るたびいつも「道に迷ったよ」というご主人のお友達の目印
として作られたとのこと。ジミー君が設置されてから、そのお友達は迷わず来れるようになったそうですよ(笑)。
このジミー君、30代の男性が仕事が終わった後、ビールを手に家族団欒を楽しんでいるイメージで考えられたと
いいます。ご主人が看板制作会社にイメージを伝えたところ、「こんな感じでどうでしょう?」と提示されたのがコチラ。
大好きなジェームス・ディーンを思い描いていたご主人の希望とはかなり違っていたため、絵の得意なご近所の
高校生に頼んで原画を描いてもらい、それをもとに制作会社に再度イメージを伝え修正してもらったそうです。
それがコチラ。
その後、タバコを外し、オーバーオールから普通のジーンズへと修正を加え、現在のジミー君が誕生しました。
名前は、ジェームス・ディーンの愛称である「ジミー」と名づけたそうです。
そんなジミー君と微笑みを交わしながら入った店内は明るく、お酒がずらーり。
常時800アイテムは取り扱っているそうです。
壁一面の陳列棚はなんとも壮観

西側の壁には、
人気の焼酎やウィスキー類が。
日本酒の品揃えもバッチリです。
東側の壁一面は、ビール・発泡酒・
リキュール・ソフトドリンクのコーナー。
奥には充実のワインコーナーがあります。
ご主人にお勧めのワインを伺いました。
FARNESEのCASALE VECCHIO MONTEPULCIANO D'ABRUZZO
(カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ) ¥2,200。
数々のワインコンクールで高く評価 され、国際的にその名を知られているイタリアのファルネーゼ社。
中でも特に人気の高いのが、こちらのモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
モンテプルチアーノ ダブルッツォというのは、葡萄の品種名。
通常、一本の葡萄の木には8房の実がなるところ、この品種はわずか2房に制限して造られます。
特別な品種から造られたこのワインは、色も濃く、口にふくんだ瞬間に口の中がキュッとしまるような、凝縮された
味と香りを楽しむことができるのだそうです。
「このワインの美味しさはね、ボトルの底でも証明できるんですよ」と、ご主人。
はぁ、ボトルの底ですか…?
「???」と覗き込んでみたところ、ボトルの底が上げ底になっていました

これは、ワインを注いだときに、中の澱が底に留まり撹拌されないための構造なのだそう。
ワインは、熟成の過程でタンニンなどの成分が固まり澱ができます。
澱の多いワイン=タンニンが効いている=旨味がしっかり残った美味しいワインだといわれています。
澱自体は飲むと苦くて美味しくないので、ワインと一緒にグラスに注いでしまわないための上げ底。
「ワインに限っては、『上げ底』ってのは悪い意味じゃないんですよ(笑)」と、ご主人は教えてくれました。
高級ワインに引けをとらない美味しさなのにリーズナブルで、クリスマスやお正月のパーティーに最適。
また、ワイン好きな方へ年始のご挨拶に贈っても喜ばれますよ

伝馬町・横内・森下・豊田学内ならば、一升瓶一本から無料配達も。
クリスマス・忘年会・新年会も、気が置けない仲間とゆっくり家飲みで

という方には嬉しいサービスですね。どうぞお気軽にお問い合わせください。
ご来店のお客さまは、ぜひジミー君を目印にお越しください

静浜屋酒店
静岡市葵区横田町7-13(静鉄音羽町駅徒歩3分)
電 話 : 054(253)1301
営業時間 : 平日9:00~24:00 日曜9:00~22:00
定 休 日 : 水曜日
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