2011年09月26日

【お店紹介】 西宮神社


ポスターから抜け出したえびすちゃん(仮)が、えびす参道のお店を紹介する【お店紹介】コーナー。
第一回目は、お店ではなく、こちら。

えびす参道の中心に鎮座まします 西宮神社 です。


じゃーん!

【お店紹介】 西宮神社



【お店紹介】 西宮神社


西宮神社の創建年月は不詳、安政三年(1856年)再建といわれています。

祭神は、事代主命 (ことしろぬしのみこと)
        大国主命の子で託宣を司る神。
         託宣神のほか、国譲り神話において釣りをしていたことから釣り好きとされ、
         海と関係の深いえびすと同一視され、海の神、商業の神としても信仰されている。
   
      猿田彦命 (さるたひこのみこと)
        日本神話の中でニニギの天降りの先導をしたと記されていることから、
        交通安全・方位除けの神として信仰されている。
     
      保食命 (うけもちのみこと)
         日本神話に登場する食物の神。
         同じ食物神である宇迦之御魂神とも同一視され、
         宇迦之御魂神に代わって稲荷神社に祀られていることもある。
      
      菅原道眞公 (すがわらのみちざねこう)
        平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家。         
        現在は学問の神として親しまれている。
 
駿河国新風土記では、西宮神社は「左口社恵比寿社」と称され、
末社に天神社、稲荷社が祀られていたと記されています。

明治44年、末社の天神社(菅原道眞公)と稲荷社(保食神)を合祀。
昭和3年に、左口神社から西宮神社へ改称しました。

商売繁盛のえびす様を祀っているため、「えびすさま」 と呼ばれていましたが、
次第に「御えびすさん」→ 「おえべっさん」 となり、現在では「おいべっさん」の愛称で親しまれていますface01


【お店紹介】 西宮神社

社殿は、昭和15年の静岡大火では危うく焼失を免れたものの、昭和20年戦災により焼失。
その後、昭和28年に本殿、32年に拝殿、42年に社務所が改築されました。

この再建を担当したのは、横田2区の常木建築さん。
全国でも珍しい、地元の人々の手で建てられた神社なのですemoji08
崇拝の対象として尊ばれる神社であるだけではなく、
もっと身近で親しみを感じるのは、そんな理由が一つにあるのかもしれませんね。





拝殿の左右の柱には、えびす様(左)と大黒様(右)が。
【お店紹介】 西宮神社【お店紹介】 西宮神社



















共に七福神の神様として知られるえびす様と大黒様ですが、
七福神の中で、日本の神様はえびす様だけだってご存知でしたface08emoji03

大黒様は、もともとはヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラ。
大黒の「だいこく」が大国に通じるため、古くから国造りの神、農業・商業の神として知られていた大国主命と混同され、
習合して、『五穀豊穣』をもたらす農業の神様として信仰されるようになったそうです。

えびす様は、イザナギとイザナミの子である蛭子神とも、大国主命の子である事代主命ともいわれています。
もともと『大漁追福』をもたらす漁業の神様でしたが、商業においても農産物や水産物は主力であったため
時代と共に『商売繁盛』の商業の神様となりました。

このような背景から、えびす様と大黒様は福の神として、二体一対で信仰されるようになったそうです。







拝殿正面にすすんだら、視線を上にあげてみてください。

【お店紹介】 西宮神社



向かって左側には、釣竿を持ったえびす様の





【お店紹介】 西宮神社







中央には、波の





【お店紹介】 西宮神社





右側には、大きな鯛の

躍動感あふれる見事な彫刻が見られます。









「この彫刻はね、拝殿再建の時に、彫り師さんがそこの社務所に詰めてコツコツ彫ってくれたものなんだよ」
と、少年の頃にワクワクしながら覗いた光景を、神社保存会のおじさまが教えてくださいましたface17

さらに、こんなことも教えてくださいましたよ。
「ほら、 よーく見てごらん。えびすさんの釣竿から鯛の口まで、釣り糸もちゃーんと彫られてるんだよ」と。




えええ!!!
本当ですか!!!




と、よーく見たら ・・・






ほ、本当だっface08!!!

【お店紹介】 西宮神社


【お店紹介】 西宮神社


【お店紹介】 西宮神社

えびす様、たしかに大~きな鯛を釣っていらっしゃる。こりゃ、めでたい!
細部にまでこだわって彫りこまれた彫刻を、是非ごらんください。






拝殿の奥には、神様をお祀りしている本殿があります。
銅版屋根の緑青が美しいですね。
【お店紹介】 西宮神社

本殿の扉は、年に一度、10月19日の例大祭のときにだけ開かれるそうです。(残念ながら、拝観はできません)
御神徳は、『商売繁盛』 『家内安全』 『交通安全』 『学業成就』。
例大祭には、市内の商家はもちろんのこと、福を求める善男善女の参詣で境内は大変な賑わいに。
ご縁起や熊手を扱う露店が参道に並び、活気ある掛け声が飛び交います。
お祭りは20日未明まで開かれています。みなさま、どうぞ福をお持ち帰りください。






屋根から「あ、うん」の狛犬がやさしく見守る中
【お店紹介】 西宮神社【お店紹介】 西宮神社






















「いつもありがとうございます」 と
【お店紹介】 西宮神社

両手を合わせ、日ごろの感謝をお伝えするえびすちゃん(仮)なのでした。








西宮神社

静岡市葵区横田町5-24(静鉄「音羽町」駅より徒歩3分)
電話:054(253)4821
地図はコチラ→ http://g.co/maps/d5r6g









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Posted by えびすちゃん at 23:55│Comments(0)お店紹介
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